私の古デジカメ蒐集スタイルは、テリトリーを徘徊し落ちデジを拾って悦に入るという形が基本形でした。大方は似たような感じで楽しまれていると思います。
で、そこからどうするのかは個性の出るところじゃないでしょうか。譬えばディスプレイを楽しむとかカメラの評価をwebにUPするとか、それぞれ派生的な楽しみ方があるのではないかと思います。
私の場合はどういう広がり方をしたのか少し書いてみたいと思います。
まず、自分にとって一番の変化、それは増えるのはカメラだけじゃなく関連グッズもまた増える・・ということでした。

中古カメラって基本的に他人が使ったものですよね。となれば何はともあれクリーニングは欠かせません。
中性洗剤とか激落ちくんとか最初のうちはその辺にあるものでまかなっておりましたが、そのうちに次亜塩素酸ナトリウム的なものや、無水エタノールなどが最前線に配備されます。
誰が触ったかわからないものなんで出来れば触りたくないんですね、神経質ですから!(じゃぁ、こんな趣味やんなって話ですがね)。
携帯がなかった時代、電話魔だった私はよく深夜の公衆電話で友人と長電話をしたものですが、最近はできることなら公衆電話は使いたくないと思うようになってしまいました。よく平気で使っていたなぁと。。
ま、これが時代の流れなんでしょうね。実際はそれほど影響があるわけじゃないし、もっと言えば公園の水道水も飲んでたしなぁ(のどが渇けば今でもありがたく頂きますけどね。関係ないけどニューヨークあたりじゃ水道水がブームらしいですな)。。
ただ、気にし始めちゃうとダメなんですよね、こういうのって。。
で、無水エタノール用にハンドラップを東急ハンズで購入し、シルボン紙も揃えました。これにより、撮像素子の清掃も自分でできるようになりましたよ(便利)。
さらにレンズなどはカビ除去などの際に分解掃除をしないとなので、精密ドライバやリューター、銘板を外すためのゴムの塊やカニ目代わりに加工するためのペンチなどを100均で調達いたしました。
治せなくなったレンズ(おい)は新たな組み合わせによりオリジナルなレンズにしたりするので、そのためのエキシポパテとか多用途接着剤などが集まり、結果として、道具箱がひとつ出来上がってしまいました。
DIY的なことは一切しない私ですが、結構、勝手に道具の知識やスキルが増えるという意外な副作用がありました。レンズをバラしていると一日中遊べる。。お安い趣味です。。
バラされたレンズたちも日増しに増殖していきました。

2014

2014

次に派生した楽しみ方としては、古デジカメだからこそ、拾ってきたカメラだからこそ出来たデジタル赤外線写真です。。
早い話が赤外線カメラへの改造です。ま、改造というほど大げさではないんですが、撮像素子の前に付いているローパスフィルターを取り除く除去手術と取り除いたフィルターの代わりになにか透明の板とインフラレッドフィルター的なものを入れる移植手術を施すというものです。
すると、最近、「うまfoto」や「てくfoto」で公開しているインフラレッドフォトグラフが撮れるのです。

2014

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写真中央の淡いグリーンの四角なものがローパスフィルターです。左が撮像素子で右は液晶パネル。。こういうものがいつの間に増殖するんですねぇ。デジカメをバラしていても一日中遊べるw。。

とにかく見よう見まねで始めた改造だったので、初期段階では実験レベルです。犠牲になった個体が数体Ω\ζ°)チーン。。火花1回、感電1回など、壮絶な試行錯誤の結果、どういうモデルが適しておるのかという薀蓄と円滑な作業工程に辿り着きました。。生きててよかった。。
貴方が改造に興味を持たないことはわかっておりますが、くれぐれも自己責任でお願い致します。。マジ危険っす。
一応書いておきますが、最大の危険物はフラッシュ用のコンデンサです。こいつはバッテリーがあろうがなかろうが、また、そのカメラが長いこと使われていなかろうが、ほぼ無関係に電気を保存しております。つまり蓄電池っての?
そんなやつなので、むき出しの配線に触れようものなら、バコーンっと電気ショックを喰らいます。ラムちゃんの電撃を受け続けたアタルは毎回えらい目にあっていたわけです。
で、ローパスフィルターに戻りますが、世代によって結構違いがあります。顕著なのは新しい機種ほど厚みが薄いことです。質の向上の結果なのでしょうか、技術の進歩を感じました。
確かに薄い方が解像感は上がるように思います。実際現代ではローパスレスを売りにした機種が多数現れております。ローパスレスなら赤外線写真が撮れるかというとそうではなく、ローパスレスな仕様を持った光学フィルターが付いていると認識しております。
なので、私がローパスフィルターと思っているだけで、本当はベイヤーフィルターというのが正しいかもしれませんね。
で、このフィルターは赤外線をほとんどカットします。正しい色再現をするためです。で、これを除去すると、可視光線から赤外線から全部の波長を取り込んだ絵作りをしてしまい、色転びが発生いたします。ので、IRフィルターを移植し、可視光線と遠赤外線の殆どを遮ります。すると、近赤外線と若干の可視光線のみを使った写真が写せるというわけです。
で、除去したフィルターの代わりに透明の板を移植するわけはフィルターを除去したままですと、カメラが近視になってAFが使えなくなるんですね。なので、メガネ代わりに除去したフィルターと同じくらいの厚みの板を入れてやるわけです。。平面な板でも光は直進しないのですね。。

というわけで、いきなりですが、Panasonic LUMIX DMC-FX1(2003年11月発売)です。0.3K。。
ボディはそこそこ傷ついてました。ルミックスのアルミボディはキレイなんですけど、傷がつきやすいですね。きれいなだけに落胆も大きいです。
確保した当初、傷を隠すためにボディに革貼りを施しました。その時に右下の「L」のエンブレムが出っ張って居て邪魔だったので外してしまいました。
でも、なんとなくその革張りが気に入らなくなったので元に戻した状態。。

2014

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そして、いきなりですが、CASIO EXILIM ZOOM EX-Z50(2004年10月発売)です。0.3K。。
こちらはデザインが可愛く無いということで、るーさんがマスキングテープを貼ってます。華やか。。

2014

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いきなり2機種紹介いたしましたが、実はこのルミックスとカシオのエクシリムやQVシリーズが私のたどり着いた赤外線カメラに改造しやすい機種なのです。
上の2機種は改造済みの個体です。なので、通常の撮影は出来ません。拾ってきて即改造したので、本来の写りも知らないわけです。どちらも大変使いやすいです。起動も早い。特にカシオの一発起動ボタン?は便利です。当時もそれが売りだったようですね。
改造については100均の精密ドライバーセットがあれば十分出来ます。ただ、ルミックスの一握りの機種に撮像素子を固定しているネジがY字だったか、星形だったか、とにかく特殊なドライバーを使わないと回せないものがありました。
PCとか携帯電話などでよく使われているネジらしいのですが、それが3本か4本くらいしか使われていないので、それだけのためにドライバーを買うのもなぁと躊躇していた時期がありました。何か方法はないかと調べていたら、ねじ山がなくなったネジを回す用のネジザウルスという商品を見つけました。その仕組をみていたら、これなら作れるなと( ̄ー ̄)ニヤリ。
要はねじの形状に関係なくネジの頭をペンチで掴んで無理やり回すというアイデアなんですな。
100均のペンチを加工して簡易ねじ回しを作りました。100均のペンチは100均のリューターで削れるの法則を発見w。無事特殊ねじをクリアいたしました。そんなことも楽しみでしたよ。
赤外線改造を支えてくれたのはPanasonic LUMIX DMC-F1(2002年11月発売)でした。
CMにはカリスマ浜崎さんを起用したヒット商品です。このモデルは見た目もキレイですし、写りも普通。いや、むしろキレイです。320万画素は伊達ではありません。
この商品がヒットしたおかげで、沢山の漂流物がジャンクの浜辺に漂着いたします。私が集古デジカメを通して最も多く買ったカメラがこのF1です。そして今は1台も持ってませんw。。
ジャンク箱に入れられたF1は自慢のボディが傷だらけで補修のしようもないものがほとんどでした。故に0.1kというシールがはられておったわけです。
蒐集初期にはスルーしておりましたが、赤外線改造というコンセプトを見つけて以来、こいつで経験をつもうと見つけるたびに拾ってきました。それが偶然改造しやすい機種だったのは幸運でした。結果として、多くの犠牲の上に4台の赤外線カメラを確保するに至りました。

2014

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その他の楽しみ方は簡単に紹介すると、

レンズの分解からの新たな組み合わせ実験。

レンズマウントを取り替えて、EFマウントにしてしまう実験。

135コンパクトカメラのレンズを取り出してEOSマウント化してしまう実験。

以上3点に赤外線カメラを加えた4本柱が派生的遊び方でした。ジャンク拾いはビーチコーミングに似ていると言いましたが、拾ってきたものを加工する感じも似てますね。
でもね、一番楽しいのは、そのまま使える掘り出し物(と、本人が思っている)を清掃している時ですよ。これに勝るものなしw。

2014

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今、この趣味を知って後悔しているのは、この趣味以前に壊れてしまったカメラやレンズを棄ててしまったこと。結構使えたんじゃないかなぁと思います。

 

つづく。

 

 

 

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