2014

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2001年 6月発売の京セラ Finecam S3です。
古デジカメ蒐集の諸先輩方のサイトを拝見していると、このファインカムSシリーズが結構載っております。それも普通に転がっているよ的な軽い感じで取り上げておられます。
2013年にこのジャンルに初参戦の私にとって、このシリーズは実に縁遠い機種でした。ネットではまず売ってませんからねぇ。。やっと見つけたのが本機で後にも先にもこれっきりでした。
もともとCONTAX TVS DIGITALが欲しいなという大それた?目標から始まり、そいつは高価なので無理となって、ならば京セラの写りだけでも見たいと、そこからFinecam S5Rもない→Finecam S5もない→Finecam S4もないったらない→で、本機、ともう最初の面影はまったくなるという逆進化を辿った末の確保です。。
むしろ中身はKONICAのDigital Revio KD-300Zになっちゃてますが(多分同じでガワだけ変えてある)、これで納得しております。とにかく出物がありませんでしたよ。
まぁ2001年に発売されたカメラが10数年の時を経て、たまたまリサイクルの流れに乗って、たまたま私の徘徊地域に打ち上げられて、たまたま私がピックアップする確率って、本機がどのくらい売れたか分かりませんが、亀が木に頭突っ込むくらいの相当低い確率かなと。。ジャンクは一期一会ですからねぇ。。
で、本機はリサイクルショップの青カゴに転がっていましたが、バッテリーは入ってました。これが悪名高いガム型タイプのリチウムイオンバッテリーでまぁ、持ちが悪いっす。しかも充電時間は長い。充電器は当然持ってなく、私の所有するマルチ充電器にも対応しておりません。
ただ、本体に直接ACアダプタを挿して充電ができたので晴れて使用することが出来ております。ひょっとしたら最初から充電器は付属していなかったのではないかと思いますが、特に確認もしてません。。付属していたバッテリーはオリジナルだったので、当然経年劣化していますから、とりあえず互換バッテリを1Kで入手いたしました。
で、使用感ですが、本機はまず起動が遅いです。メディアはSDで当時としては珍しく先見の明ありなのですが、それを読み込んでいるのかな?というようなLoading画面が出て、それが終わると沈胴式のレンズが繰り出してきます。
さらに何やら盛大な音をひとしきりたてた後にやっと液晶がONになります。4段階の起動です。しかし、一度起動してしまえばAFは普通ですね。ただ、バッテリーは持たないので、本来ならこまめに電源OFFにしたいところですが、起動がイラつくしなぁと言った塩梅です。
一応ズームレンズ式の光学ファインダーもついておりますので、小さいですが見えなくはないのでそれを使ったりと結構気を使わせてくれます。でも、気分はCONTAXデジタルですからw我慢我慢。
で、本機は1/1.8インチCCDの334万画素(有効324万画素)と当時としては大型の撮像素子に沈胴式光学2倍ズームレンズ換算38~76mm、F2.8~3.5を装備しております。2倍ズームって珍しくないですか。。昔はよくあったのかな?せめて開放値は通しで行って欲しかったですね。
ホールド感はレンズの横の三角な部分がすべり止めになってましてそこそこ安定しますが、ストラップは必須かな。絞り優先もあって当時の標準価格が88K。デジカメ全般が高額だった時代ですから、こんなものだったのかもしれませんが、今見ると高すぎますよね。。
それが0.3Kで打ち上げられていたのですから隔世の感を禁じえません。バッテリのほうが高くついた(古デジあるある)。。
外装には若干のスレがあり、一部ロゴプリントがかすれておりますが、動作上問題は無さそうです。液晶のノイズは多めなのですが、これは2001年当時を考えると標準的な仕様だと思います。

さて、描写ですが、まずは象徴的な一枚を。。

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空がムラサキになる寸前で思いとどまった感じです。空のブルーに赤いノイズが入るカメラは比較的よくあると思いますが、結構な量が散りばめられてますね。雲の周りも赤い感じになっちゃってます。それ以外は渋い落ち着いた描写です。ISOは100です。

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で、別の日に写した空。これは普通っぽいですが、やはり右上の描写が赤い。

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こいつは色が転んでますな。

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雲の輪郭が赤い。。。いや~、楽し過ぎます。色補完の残像のような。。ひょっとしてこういうジャンクなのかと思い、webで他の方の作品を拝見しましたが、やはり四隅は落ちているみたいです。全体的には青っぽい写真になるようです。

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一方地面に目を向けると、カラーノイズは気になりません。地面の色はこれだという思い込みが無いせいかな。空は青という刷り込みは固定概念化してますからね。

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まぁ赤っぽいけど普通かな。。

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ぺったりした描写。この辺は私の腕の問題もありますね。この写真のような青っぽい感じの作例が多かったですね。WBで対応出来そうですが。。

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晴天の下なら普通です。空を写さなければ。。葉っぱの解像感は300万画素な感じ。。

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曇りだと渋い。路上に佇む子猫。。

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ハーレーのメタリック感は今ひとつかな。。

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印象派が好き。。

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街のスナップにはいい色合い。

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ズームとしてはそこそこ明るいレンズですが、ピンはパンフォーカスですね。当たり前ですけど。。スナップにはよろしいんじゃないですか。

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のっぺり感は否めない。。

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本機は全域(と言っても2倍ですが)でマクロが出来るというのが、使い勝手としていいかなと思います。寄れると便利ですしね。
京セラブランドのカメラといえば個人的にはSAMURAIシリーズがまず思い浮かびます。もう一つはCONTAXブランドですよねぇ。ツァイスが産んだこのブランドも京セラが2005年にカメラ事業を撤退して以降使われて居ないんでしょうね。SONYがカール・ツァイスブランドを付けてますから、そこから復活したら面白いのにとは思います。
古デジ蒐集をはじめて、改めて企業の決断というものを色んな場面で考えさせられます。いちファンとしては選択肢が多いほうが良いと思ってます。迷っている時が楽しいですし。存続しているメーカには頑張っていただきたいですね。。

つづく。。

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