子供の頃、憬れのブランドだったOLYMPUS。OMシリーズは子供だったので買えず、デジタル時代になってやっと手にしたのが、私の一番最初のデジカメ、1998年発売のC-840Lでした。OLYMPUSは近年のフィルム時代においてはコンパクトやブリッジに注力していたイメージがあります。と言うよりAFの一眼レフマウントを持っていなかったと思うので、その辺でデジタル時代まで取っ付きにくかったのかも知れません。この辺はちょっと不思議ですよね、最上位機がMFだなんて。。デジタル黎明期はキャメディアで一世を風靡し、デジ一では今はなきフォーサーズで登場しました。OLYMPUSの一眼=小さいにこだわっただけではなく、当時デジ一の大問題だった撮像素子のゴミ問題に業界初の対応策を打ったダストリダクションシステムを引っさげてのお目見えはさすがだったと思います。その機種はE-1。発売された当時何度か量販店で触ったことがありますが、見やすいファインダーと吸い付くようなAFの動作が気持ち良い印象でした。ボケが小さい事、高感度ノイズ問題があって、私には手が出しにくかったですが、この趣味の期間中に出会っていたら確保したかも知れません。OLYMPUSはその後Panasonicとともに2009年にマイクロフォーサーズ機を開発。PEN E-P1を発売し、再び時代の寵児として女子カメラの旗手となっていきます。私もデジタルPENの噂が出てからというもの気になって仕方のなかった時期がありました。最初のモックアップを見た時には大きな期待をいだきましたが、初代PENのデザインはハーフ一眼レフのPENとはかけ離れたものだったので、一気に熱が冷めた記憶があります。いや、あくまで個人の感想ですよ。そんなこともあってOLYMPUSの一眼とはとことん縁のない私なのですが、コンデジは別でした。私の古デジ徘徊コースのジャンクカゴには常にゴールド色のキャメディアたちが打ち上げられておりました。この色を見るとデジカメ黎明期が思い浮かびます。早い話が古い色というイメージです。まぁ、それほど、売れたということですし、強烈なインパクトがあったということでしょう。よりどりみどりなゴールドキャメディアでしたが、古デジカメ蒐集の最初はなかなか食指が動きませんでした。C-840Lの緩慢な動作がマイナスイメージとして残っていたからです。ところが或る日、いつもの徘徊コースのいつもの青いジャンクカゴの中に見たことのないゴールドキャメディア(こんな言葉無いですよ、私が勝手に命名しております)がありました。正確にはそのモデルを見たことはあった。それも何度も色んな状態のものを見てきました。しかし、そいつは今まで出会った漂流物と明らかに違う特徴を持っていました。それは下の写真のような状態で転がっていたのです。レンズが長~く伸びておりました。

2014

2014

これは思わず手に取るでしょ。この長い筒はコンバージョンレンズをつけるためのアダプターで先についていたレンズがテレコンだということはすぐに解りました。カビ臭さが一切ないピカピカな一品でした(私は何よりまず先に匂いをかぎます)。普段から傷ついたカメラたちを眺めていたものですから、このコンディションの良さには惹かれました。これは確保だなと。0.3Kですから。前オーナーが大切に使用していたか、仕舞いこんでいたのか分かりませんが、この状態はジャンクになりたてのホヤホヤだったはずですw。。C-840Lのコンバージョンアダプタはボディ鷲掴みタイプで見た目が悪いにも程があるっていう感じだったので、本機は実にスマートというか今なら普通ですね。まぁ、アダプタ自体には商魂感じますけど。

2014

2014

で、本来のお姿です。OLYMPUS CAMEDIA C-2020 Z(1999年11月発売)。希望小売価格:113,000円。113k!今ならデジ一レンズキットが買えますな。技術の進歩って素晴らしい。。

2014

2014

211万画素1/2型CCDで、換算35~105mm相当のレンズを搭載。f2.0~2.8と大口径。大口径ではありますが、撮像素子の大きさを考えると、f2.8とは言ってもフルサイズ換算でf15くらいになると思いますので、ボケは期待できないですね。。SHQモードで190万画素。同年に発売された大ヒット作OLYMPUS CAMEDIA C-2000 Zの後継機種というかマイナーチェンジ版として登場しております。主な変更点はMモード追加、MF追加、動画機能追加といったところでしょうか。まぁ、Pモードで撮りますけどw。燃料はありがたい単三4本。電池蓋は電池を押しこむように閉めないとならないのがやや面倒です。これは蒐集趣味が終わってから知ったのですが、電池室が小さいのではなく、エネループが長いという事実。単三電池と同じ長さではないためにフタを壊してしまうという事例も忘サイトに紹介されておりました。メディアはスマメ。起動はまぁ早い方。ただ、液晶モニタがOFFの状態で立ち上がるので、モニタをONにする手間が必要。メニューで探してみましたが起動時ONの設定が見つけられませんでした。あったらゴメン。まぁ、バッテリーを持たせるために光学ファインダーを使って欲しいのだろうと思います。液晶画面は驚くほどというと大げさですがキレイです。ズームもやや大きめの音を出しながらも普通のスピードで動きます。もっさり感もない。最初のデジカメC-840Lで感じたマイナスイメージはやはりバッテリーの持ちの悪さだったのかなぁ。。今はエネループもあるし、本機は実に普通に使える感じですよ。本機を拾ってゴールドキャメディアもイメージが変わりました。何より優しい描写が私の好みです。

2014

2014

35ミリ付近、歪みはあるかな。でも、これほどよく写るとは正直おみそれしました。。

2014

2014

しかもサクサク撮れます。特に前世紀のカメラを使っているという気の使い方はしなくてもよいですね。ホールド感も上等でお散歩カメラには持ってこいです。

2014

2014

補色系フィルターの割に発色はまぁまぁ。

2014

2014

緑もいい感じ。赤系は飽和気味。

2014

2014

空はコダックブルー・・・には、なってない?

2014

2014

細かい描写も頑張っている。

2014

2014

何も住んでいない川。

2014

2014

望遠端は整った描写。こういう昔のデジカメを使って、それが使いやすかったりすると、愛しさがこみ上げてよくぞここまで流れてきたねといたわりたくなります。これも集古デジカメの楽しみです。さて、ピックアップする直接の要因となったテレコンですが、まだ使ってません。ちなみに純正品ではなくRAYNOX製でした。1.8x。。私がC-840L用に購入したコンバージョンレンズもRAYNOXでしたから相性は悪くないでしょうね。あ、それとさらにちなみに、本機2020Zoomですが、トゥエンティ・トゥエンティズームと読むそうです。

余談ですが(って言ったら全部余談なんですけどね)、2015年1月、中山競馬場に出掛けた時のことなんですけど、4角付近で撮影してたら、直ぐ横にいかにも競馬おじさんという風体の方が赤いキャップをかぶって陣取ったんです。間違いなく60オーバーです。まぁ、コレ自体はよくあることなんですけど、そのおじさんがおもむろにカメラを取り出したんですね。それがCAMEDIA C-720 Ultra Zoomだったんです。ワタクシ思わずガン見しちゃいましたよ。。マジですかッて感じで。それで一生懸命返し馬を撮っておられました。これは私と同胞なのか、それとも単に物持ちの良い方なのか。。何しろ発売当時のシールもそのまま貼ってありましたから、ジャンクにしては綺麗な個体でした。結局声は掛けませんでしたけど、なにか勇気の出る出来事でした。また会えるかもしれませんね。

つづく。。

Comment

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)