リサイクルショップのジャンク青箱に転がっていたのだ。それも、いつ行っても売れずに残っていた。毎回見る度に段々劣化していくのが分かる。ジャンクカゴの中身をかき混ぜる輩は多い。たとえゴミでも売り物だということを理解出来ていないのだ。もっとも売り方にも問題はあるのだが・・・。最初に見た時にはすごく綺麗だった個体が段々傷んでいく。あぁ、前回拾っておけば良かったなぁと感じる。値札はたまにしか変わらないから、価値だけが下がっていくのだ。そして、とうとう拾い上げる決意をする。これ以上は見ていられないって感じかもしれない。そんな1台が今回のCAMERA、Optio S40。よく見るとヘアライン加工が美しいボディだ。メーカ銘もシリーズ名もエンボスされて好印象。

2014

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軍艦部のロゴプリントがかすれている。最初に見た時は、もう少しキチンと読めた。その頃に拾っていたらなぁと少し後悔。さて、本機の発売は2004年3月で同時に3機種発表になっている。上位機種のS4i、エントリー機の30、その中間でファミリーユースの本機というラインナップだった。1/2.5型CCDに有効画素400万画素とバランスは良さそうだ。レンズは換算35mm~105mmでF2.6~4.8と若干テレ側は暗い。。ISO50始まり。燃料は単三2本でメディアはSD。ボディはアルミで嬉しい。小さく軽い(125g)。基本的にはAUTOで写すカメラだが、Pモードはある。よく使うシーンモードはダイヤルで直接選択出来、その他はダイヤル項目のPICTモードから選択できる。また、カメラまかせのイージーモードもありファミリーユースな仕様も用意されている。そして、デジタルフィルターモードは、カラーフィルター、パノラマ(付属ソフトで合成)、そして前回遊びまくったツーショット合成が用意されている。こいつにもあったのか(買ってから知った)。。。デジタルオプションはあれば嬉しい。ソフトで加工すれば一緒だろうとは考えない。気分の問題なのだ。

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ホールド感はあまり良くない。ボタンはひとつひとつがフラットに設定されていて一見押しづらい様に見えるが、その通り押しづらい。誤作動防止の目的なのだろうか。背面液晶はリフレッシュされるのにタイムラグが大きい。追随性はあまり良くない印象だ。また、晴天下では見えづらいので、構図を確認する程度だと思ったほうが良いだろう。しかもノイジー。先ほどのモードダイヤルは実際使ってみるとよく出来ていて、Pで通常撮影、フィルターモードで2分割合成、PICTモードで花を撮影と階層を辿らずにある程度変化が付けられるので便利だった。描写は想像していたより品質の高い画を出してくれた。0.1Kだったから特に文句はない。発売当初は40K始まりくらいだったらしい。

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10年前(2004年発売)の商品だが、問題はない。キレイに写っていると思う。少し前までジャンク箱に転がっていた事を考えると、青空を取り込める今を、少しは喜んでいるかもしれない。

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ジャンクの波打ち際に流れてきたCAMERAが何を見てきたのか知るすべは少ない。私の所有しているCAMERAの内で競馬場しか見たことのないCAMERAが存在するように、ジャンクとなったCAMERAたちにも様々な役割が与えられたことだろう。

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私はCameraたちにとって良いオーナーではない。1台だけを愛でる趣味が無いからだ。使い込んで意思の疎通が出来るまでには時間が掛かる。永遠に慣れることのない微妙な関係が続くのだ。

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なので、ある意味常に新鮮な感覚で撮影できる。本機にはマクロの他、スーパーマクロも搭載されている。しかし、次に使う時には忘れているだろう。

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ジャンクとは言え、拾ってきた責任はある。まんべんなく通電させてやらないといけない。平等に新しい風景を見せることも大切だ。初めて風景を写した時にはきっと、10年後もこうやって使ってもらえると思っていたはずだ。

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DIGITAL CAMERAの商品サイクルは異常なほど短い。それ自体は悪いことではないと思う。企業は生き残らなければならないし、新しい技術が次々と投入されて未来を感じることが出来るからだ。本機は液晶の追随性が今ひとつと書いたが、とっさのスナップには慣れが必要となる。モニタを見ながらの撮影ではCAMERAを振ると、映像が安定するまでの待ち時間が生じ、テンポを狂わせる。現在ではこういうCAMERAは、ほとんど皆無だろう。そして、この進歩は商品サイクルの短さと無関係ではないだろう。

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DIGITAL CAMERAは生まれた時から型落ちなのだ。そういう運命のもとに生を受ける。新しいもの好きは最新機種を手にしても安穏とはしていられない。価値のある内に売りさばいて後継機種を手にしなければならないからだ。そこにはモノと人の親密な関係は無い。DIGITAL CAMERAは使い込む道具では無いのだ。何より大切に使っていれば長持ちするわけでもないという宿命を持っている事が思い入れをはねつける最大の要因かも知れない。だから、古デジカメ蒐集は、そんな短命であるはずのDIGITAL CAMERAが10年の時を経て尚動いていることが嬉しくて、続けていたのかも知れない。

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カラーフィルターの色残し。青だけ残して後はモノクロになる。これだけのことがなんだか嬉しい。

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例によってカップリング合成で遊ぶ。モニタの見えが悪い上に、モニタにはこのモードの説明文がインポーズされて被写体が見えない!という悪条件でうまく上下を合わせられない。これは直して頂きたいなw。

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点対称写真は難しい。

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競馬場にも連れて行った。初めての競馬場はどうだったろうか。無論CAMERAは喋らない。るーさんに渡すと、

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こんな感じ。さらにるーさん、ステレオ写真の平行法撮影の極意を身につけたと報告してきた。

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私は交差法でしか写せなかったステレオ写真で見事平行法撮影に成功。トキノミノル像の筋肉の描写を再現してくれた。もう少し2枚の差を少なくすれば背景も整理できると思う。それにしても、カップリング合成は楽しい。他の撮影方法も考えてみようという気になる。棄てる気にはならない。

つづく。。

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