最近、一番衝撃を受けた新作はLeicaのフルサイズコンデジの発表だ(2015.06)。レンズも良さそうだし、サイズもそこそこ、値段も安い設定なのかなと思う(とは言っても手の出る金額ではないけど)。デジタルのレンジファインダー機には手が届かないけど、フルサイズが欲しいという人にとっての福音だと思う。Leica信者ではないけれど、商売が上手いなと思う。まぁ、この商品は別格だとしても、高価格帯のデジカメが増えている昨今の傾向は各メーカが低価格帯からシフトした結果だが、良い物が手に入る確率は上がったと思う。きっとのちに銘機と呼ばれる機種もいくつかあるだろう。良い物が手に入ると言う事は素晴らしいが、一方で不安もある。これも最近の話だが、SONYが新しいコンデジを発表した。従来の後継機種なのだが、これが実に正統進化していて魅力的である。魅力的ではあるけれど、高額でもある。旧製品となった前作のオーナーは、大枚はたいてある程度の満足を得たはずであるが、新作も気になると思う。気にはなるけれど、そうそう買えない。高いものだからね。デジカメ買い替え理由のトップは上位機種への移行というメーカ主導型なタイプだ。ところが高級仕様ブームの結果、買い換え需要が生み出せないという皮肉な結果になってはいないだろうか。そこが不安なのだ。私は別にカメラメーカの人間ではないが、カメラ好きだ。カメラ好きは新しいカメラを見るのが大好きなのだ。その大好きな新しいカメラが見られなくなってしまってはツマラナイ。そこが不安なのだ。昨日、某カメラ量販店に寄ったが、カメラ館と謳っている店舗の1階がカメラ置き場を縮小され、家電メインに改装されていた。カメラって売れてないんだなぁといった感じ。コンデジのフロアに移動すると、光り輝く新品様がディスプされていたが、その中で一大勢力を誇っていたのが、チェキだった。近年、デジカメの売上を超えたというような報道もあったような(うろおぼえ)。私も古デジカメ蒐集の過程で、1台チェキ機を確保している。これに関してはその内集古散録で紹介予定なのだが、実際にチェキを持っていると、今まで気付かなかった事が見える。まず、普通に近所のカメラ屋さんにフィルムが売っているばかりではなく、カメラ本体も販売されている。他のデジカメは売ってないのにね。。人気があるのがよくわかったのだ。ただ、使っている人を見たことは無い。。こんなチェキ人気もデジカメ衰退の思いにつながるが、実際はどうなんだろうね。Canonは過去最高の出荷台数を記録なんてニュースも昨年は目にしたし、衰退というよりは市場が飽和しメーカの住み分けが明確になった結果としてマニアから見ると予定調和的退屈期に入ったということなのかもしれない。買い替え理由のトップが上位機種への移行と書いたが、普通の人はステップアップを意識してはいないと思う。同じものが欲しくても売っていないのだから、必然的に新しく改良されたものを買うのだ。そもそも、買い換えないという人も多いだろう。スマホで十分綺麗に写せるし、チェキもあるし(笑)。
私は新しもの好きなので、お家の事情さえ許せば新作を買うのもやぶさかではない。でも、これだけ古デジカメを蒐集した結果、新作に求めるものはこの趣味開始以前とは変わってしまった。以前はステップアップを意識したが、今は応援したいものへ投資するという感覚がある。所有しているカメラの後継機種が出たからといって、すぐに買い替えを意識しない。それよりも使ったことのない機種に惹かれる。このBlogで新品を買った時には、「外伝」として載せることにしている。先に告白すると、「外伝」は全部で4回ある。その4回とも応援したいと言う気持ちがあったと思うのだ。応援という言葉が分かりにくければ、情熱への敬意と言ってもよい。よくこの世に出してくれたとお礼を言いたいのかもしれないな。コレクションの隙間を埋めてくれてありがとうと4回言った事になる。ま、綺麗事を並べても物欲と言われれば、それで済んでしまうのだが、それでもいい。所詮コレクター戯言なのだから。
デジカメは発表された瞬間から価値が下がり続ける。古くなって価値が上がることはまず無い。新品を買う事は喜びと同時に次を失うような感覚になる。消費者に淋しい思いをさせてはいけない。カメラ好きは新しいカメラを見るのも大好きなのだが、現行機種を盛り上げてくれるサービスに期待をしている。そこでお金が取れるWin-Winな仕組みが定着すれば、成熟した市場と言えるのかもしれないな。

Comment

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)