RICOHがCaplioシリースを発表したのが2001年なのだが、その第一弾としてリリースされたのが、今回紹介するRR 10だった。元祖Caplioというわけである。

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正面のロゴが縦型デザインで表記されているので、そのように写してみたが、実際には横長のカメラだ。時代的にはFOMAと言う言葉が聞こえ始めた頃で携帯電話をイメージしたスタイリッシュなデザインらしいが、家電(いえでん)の子機にも見える。RICOHとスタイリッシュと言う言葉はあまり結びつかない気がする(失礼)。

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実際に手に取ってしみじみ眺めてみると、縦長方向に美しいシンメトリーになっている。 RICOH THETAに似ていなくもない。

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RICOHにはスタイリッシュさはなくても、機能美という武器がある。それで十分ではないだろうか。実際、Caplioシリーズはこの後、スタイリッシュを忘れて、普通のデザインが多くリリースされた。今は無くなってしまったシリーズだが、確実に成功したブランドだったなぁと思う。

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本機はMP3の再生が出来たらしい。付属のソフトがないので確認は出来ないが、音楽を聴くにしても横長に構えなければ使いづらそうなので、縦型アピールの意味は薄い。撮像素子は1/2.7型211万画素CCDを搭載し、レンズは38mm~76mm(135換算)でF2.8~F3.8。専用電池でSD。本体自体は軽い。背面モニター周りは保護カバーで覆われており、そこだけが高級感を漂わせるが、全体的にはプラスチックの塊と言った印象だ。ホールドはし易い。私にはちょうどよいサイズ感だ。縦吊りで首から下げるようにデザインされているのだが、色々とこなれていない。クレードルに挿すための端子カバーやメディアのカバーがスライド式のボタンで開閉するようになっているが、これが軽くて少し触れただけで開いてしまう。もし、首から下げて使っている人が居たとすると、いつの間にか開いてしまうカバーにイライラすると思う。大きなモードダイヤルも異様に軽い。片手で操作できるように考えられたと思うが、いざ使おうとすると思ってもいない場所に切り替わっていることがほとんどだ。そして何より縦吊りするためにストラップの付け位置がシャッター位置と反対側、すなわち正面から見て右側に設定されていることが最大の欠点だ。なので私はストラップ無しで運用している。図らずも持ちやすいボディに生まれついているのが救いなのだ。シャッターの感覚は今ひとつ。半押しの感じが掴みづらい。個性かもしれないけど。

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本カメラとの出会いは、リサイクルショップだった。例の青箱ではなく、ガラスケースに入れられていたわけでもない。ガラスケースの下に空間があって、そこにビニールに入れられた古カメラたちを積んであるのだが、そこの長老的存在なのだった。と言うのも、いつ行っても売れずに残って、周りのカメラたちが拾われていく中、そこの主のように居座り続けていたから。

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値段設定も良くなかった。1kだったのだ。そこリサイクルショップはめったに価格改正をしないので、ビニール袋だけが汚れて白化していくので、1Kはいかにも高いなという印象を与えてしまうのだ。私がコイツを拾い上げたのはこの趣味の最晩期で、いよいよ欲しいものが無くなったと言う時だった。その頃には、本機が最初のCaplioだと知っていたので、遊びで確保したというのが本当のところ。店員さんに中身を確認したい旨伝えると、どうぞとビニールを破いて出してくれた。ジャンクはビニール入りだからキレイだと言うわけではない。ビニールに入っている一番の理由は、付属品を一緒にまとめておく必要があるからだ。で、その付属品というのは大抵は説明書やカタログ、CDなどで、使えるものは少ない。説明書はカビているし、CDも現在のOSに対応していないのだから。私の場合充電器も不要だ。どんなコレクションでも置き場問題は起こるだろうが、充電器ほど無駄に場所を食うと思わせるものもないだろう。蒐集の初期にはこまめに保管していた充電器もマルチ充電器を手に入れてからは、破棄するようになった。いちいちバッテリーにあった充電器を探す手間もなくなるし、なにより、場所の確保にコストを掛けなくて済む。

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で、話は戻るが、店員さんに開けてもらった本機は白化したビニールとは裏腹にきれいな個体だった。これなら拾ってもいいかなと思った。高いけどね。本機については文句ばかり言ったけど、完璧なカメラなんてないし、あったらさそや退屈だろうなと思う。何が完璧なのかは人それぞれだし、これだけ文句が言えるのだから完璧だよ・・っていう人もいるかもしれない。プロなら絶対に失敗しないカメラが必要な時もあるだろうけど、ジャンク遊びにはこのくらい文句も言えたほうが、退屈じゃなくていいかもね。出てくる画は文句なく良いと思う。

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と、まぁ、画ばかり沢山観て頂いたが、ごく普通に使えるのだ。

つづく。

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