リサイクルショップの青箱にこれが落ちているのを見た時は正直驚いた。もっとも、そのアイデンティティとも言えるラバーグリップが欠落していて、見た目はジャンクに相応しいなりをしていたのだ。0.5K。

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確認のため拾い上げると、グリップラバーが無いと言う以外はキレイなもので、青箱に入れらたばかりのようだった。本機には初めて触ったが、そこで2度目の驚きがあった。それは質感の高さだ。腐っても鯛。ジャンクとは言え天下のNikonのフラッグシップ機として生を受けただけの事はあって、威厳すら感じた。それが1999年 3月25日、恐怖の大王ではなく、福音とともに発売されたCOOLPIX 950、通称E950だ。さしてNikonに思い入れのない私にとって、ラバーグリップの欠落くらいは気になるポイントではない。それよりも、Nikonと言えば、S500の描写が気に入って2台確保した実績もあり、本機を確保すればいきなり頂点を体験できる(語弊はあるけど)と考えた。

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グリップ部分には、とりあえず合皮をアテて処理した。これで持ちやすくなった。作りはデジ一と何ら変わらないクオリティ。こんなコンデジがあったのかと感動した。単純に高級品だと分かる。

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1999年に希望小売価格 (税別) 125,000。これは抑えられた価格だったのはないだろうか。ボディはひねりを効かせて撮影出来るスイベル式。可動式背面液晶の台頭で姿を消したこの方式だが、これが実に使いやすい。

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撮像素子は1/2 型で211万画素 CCD。レンズは135換算38~115mmの3倍ズームでF2.6~F4。電源は単3電池4本、メディアはCF。

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動作は緩慢と言えば済んでしまう。もっとも、集古デジカメになれた現在では特に気にはならない。むしろ今では、最新機種を使った時のレスポンスの良さが気になるくらいだ。もう終わったの?と言う感じで、確認しないと先に進めない。まぁ、それもすぐに慣れるのだが・・・。

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本機のもっとも大きな欠点は、動作速度ではなく、起動時にテレ端に移動するズームだ。やっと起動したと思ったら(と云っても3秒程度だが)、ズームをワイド端に戻さなければならない。殆どズームを使わない私だが、本機はズームレバーをよく使わされることになる。
この時代のカメラはソフトで収差を補正する機能は殆ど無いと言われているがどうだろうか。本機がその例に当てはまるとすれば、レンズの性能はボディの質感に相応しい高性能と言えそうだ。撮影結果は好ましいものが多かったのだ。勿論、レンズだけですべてを語れるとは思っていないが、寄与する部分も大きいだろう。また、光学ファインダーが見やすいのも好感が持てる。背面液晶が見づらい場面では便利だった。

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ボディはコンパクトカメラとは言え大きい部類だろう。しかし長方体のデザインは収まりがよく、持ち運びに不便は感じない。ホールドもしやすく、持っているだけでワクワクする不思議な魅力がある。質感の高いボディの威力だと思う。

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背面液晶は撮影結果を確認するには当てにならない事が多い。その場で消去することはせずに持ち帰る事にしている。そして、PCで確認した時に、本機は報われる側に属していると思う。解像度が高いわけでもなく、ノイズが少ないわけでもなし、ラチチュードが広いわけでもないが、これまで紹介した古デジカメとは違う演出をしてくれている。

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デジタルは後処理でどうにでもなる。それでも、フィルムを選ぶようにカメラを変えながらスナップするのも悪くない。そう思わせてくれる独特の描写に感じる。本機は桜に合っているなと思う。

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本機の緩慢な動作はスローな作法を生む。撮影がのんびりとしてくる。夢中の中に時間を感じることが出来る。あっという間に過ぎることはない。長く楽しめる機種を手に入れたと思う。

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さして意識もしなかったが、わかりやすくローアングルが多い。そしてマクロを多用していた。この2つがこのカメラの良い所かもしれないな。

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楽々と普段とは違うアングルを提供してくれる。楽しいのだ。

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さて、S500の例があるので、Nikonのモノクロは試さなくてはならないなと思っていた。

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さすがに200万画素と言う事で精緻さは不足している。全体的に赤みのあるモノクロームになった。

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カラーの方が好みかもしれない。

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しばらくはカラーとモノクロを併用してみよう。

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今度は冬に使ってみたい。

つづく。

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