以前紹介したOptio S40は2004年3月発売の機種で、写りの良さと立体写真など遊べるエフェクトが揃った佳作であった。それから半年後に発売されたのが、今回紹介するS5iだ。ちなみに2色展開で9月にクールシルバーを、10月にインディゴブルーをリリースしている。私がリサイクルショップのジャンク専用のガラスケースから拾い上げたのはインディゴブルーだった。
S40はファミリーユース機でその上位機種として同時リリースされたのが、本機の前機種S4iで、偶然とはいえ普通にグレードアップ(S40からの買い替えとしては)した形となった。有効は500万画素となり、原色フィルタ1/2.5インチCCDという撮像素子。レンズは換算で35.6~107mm微妙に望遠寄りにシフトしている。F値は2.6~F4.8と据え置き。同じレンズかな?専用電池でSD。
S40はリサイクルショップの青箱でゴロゴロされて傷だらけだったが、本機はジャンクとはいえガラスケースに陳列されていたので、無傷なのが嬉しい。S40との違いで一番ツボにはまったのが、散々遊んだ「ツーショット合成」という名称が「3D撮影モード」に変更されていたことだ。割り切った素晴らしい英断だと思う。説明書にも一枚目を撮影したら、撮影姿勢を替えずに右に移動する・・なんて書かれているのだ。S40では邪魔だったモード説明のスーパーインポーズの文字も影を潜めたレイアウトになり、相変わらず液晶は小型だが、ずいぶんと見やすくなった。しかし、コイツを確保した理由は絵の良さへの期待で、3D撮影については専用機を手にする事ができたのでもう用済みw。本機では一度もエフェクトを使っていない。
今回の蒐集趣味を通じて、PENTAXは都合4台拾い上げたので、本機がラス前のPENTAX紹介となる。どの機種も外見やスペックの平凡さからは想像できないほど画が良いと言う共通点がある。まさに拾い物であった。
動作はキビキビしているし、何より小さいので携帯性は抜群だ。ただ、この趣味を持たなければ決して選択しない機種だけに考えさせられるなぁ。良さの分かっている方は現行時代に手にするわけだから、偉いなと思う。そんな偉い人から受け継いで10年前の機種を今更いいねぇ等と言っているのだからお目出度いお話だな。0.8Kとジャンクとしてはお高いけど、当時は40Kしたのだから、安く入手出来たことだけが、今買うメリットだろうな。
モノクロの撮影結果が良かった。高精細のモノクロも魅力だが、1/2.5インチCCDのモノクロが私の好みなのかもしれない。
カラーは期待通りのクオリティで、文句はない。
歪曲は目立つ。
このカットを撮影して振り向いたら、撮影の順番待ちの列ができていた。時代は変わったなぁ。。
WINS新宿。改装後初めて行ったが、キレイになってた。以前の狭い階段も懐かしいが、非常時には危険だろうという状態だったので、新しくなって良かったのではないだろうか。
常に身につけていたくなる機種だと思う。これで十分なんだよなぁ。
つづく。