IXY DIGITAL 900ISです。55で味をしめたので調子に乗って拾ってきました。ホントは55でIXYは終了させる予定だったのですが、「IS」の文字に惹かれてしまった次第。しかも、レンズは念願の換算28mm始まりという魅力のスペックが拾い上げるキッカケとなった・・・といういつもの言い訳ではじまり~の。。。
本機はIXY3桁なんですが、ミドルクラスという位置づけです。上位機は同時発売されたIXY DIGITAL 1000ということで、いままでの上位機が3桁でしたが、ここでは4桁と分かりにくくなってきましたね。この後は2000(2007年)、3000(2008年)と続きましたが、そこで打ち止めのようですね。ややこしや。。今年(2015年)に一眼レフでEOS4桁が発売されましたが、2桁とkissの中間の位置づけと言う事で若干ややこしくなりつつある感じと似てるかも。。
本機と上位機の差は何かといえば、一番は撮像素子の大きさですね。本機が1/2.5型CCDなのに対し、1000は1/1.8型CCDと羨ましいスペックです。本機が740万画素で、1000が1000万画素ということを差し引いても、画の出来に関しては撮像素子サイズの差は歴然だろうなぁと思います。とは言え、2006年発売ともなれば、それなりに見栄えの良い画は出してくれるのではないかと言う期待も込みでのピックアップです。
小さいながらもファインダーが残っているIXYです。後継機種の910は背面液晶が3.0型と大型化し、光学ファインダーは廃止されています。本機も2.5型とかなり大きいし、このくらいで十分な感じもするなぁ。
電源ボタンはデザイナが戯れに描いたものを忠実に再現したような半月形をしていますね。当然押しにくいし、その上、長押しという仕様で良くないのう。。。大きなシャッターボタンを継承している点はこだわりを感じます。ホールド感は良い。細かい操作性は基本的には歴代受け継がれたCanonのそれなので、特に気になるところはありませぬ。
ボディはメタリックな仕上がりで恰好いい。何台かIXY DIGITALを拾って使ってきましたが、発売日的に所有している中では最も新しいので安心感がありますよ。値段は今まで拾ってきたものと変わらない0.5Kだったのはラッキー。中古カメラ屋のワゴンに転がされていました。この店の売り方には愛がないんですよねぇ。リサイクルショップの青箱と大差ないのですから。ジャンクとはいえ、専門店で詰め込みなんです。ありえん。しかも、リサイクルショップより高いw。なので、余り行くことはない店なのですが、余り行かないだけで、たまには行きますw。なので、たまたま出会ったのが本機だったというわけです。
撮像素子が小さくなった割には、それを感じさせないというのは、技術の進歩なのでしょうか。
それでも、私の所有する500と比べると華やかさが無い気がします。55の時にも書いたけれど、これだけ見ている分には納得の出来栄えなんですけどねぇ。
とにかくサクサク撮れるので、日常スナップには便利だなという印象。
撮影許可を頂いております。
美しいです。眼福にあずかりました。
IXYシリーズの紹介は今回で終了です。コレ以上の蒐集は現役感が出てしまうというか、守備範囲外なイメージなのですね。
古デジカメ蒐集を始めていなければ、決して私の人生に交わることはなかったカメラたちなんですよね、IXY。出会えて良かったです。。
つづく。