CP+2016でNikonのDLシリーズが人気らしい。そうだろうなぁと思う。ニコンがやっと高級コンパクトに本腰を入れたのではないかと、その真偽を確かめるべく人気なのだろうな。実際、カッコいいし。この勢いをそのままにスイバル機のハイスペックを作ってくれないものだろうかと思います。特に今回紹介するE4500を見るとそう感じてしまうのです。第51回で紹介したE950はある意味画期的に素晴らしい出来だったと思います。勿論、1999年発売のデジカメですから、皆まで言うなという部分もありますが、その時点であのクオリティならば、時代が下った2002年発売の後継機種の本機なら(COOLPIX950→COOLPIX990→COOLPIX995→本機)、きっとやってくれるはずだと(何を?)期待してのピックアップでした。
E950には及ばないものの、高級感があります。E950がコスト無視な開発主体の商品だとすると、本機は営業主導の感じがいたします。
マグネシウムボディと引き換えに小さい液晶とか。。
なんか軽い(安っぽい?)スイッチ類など。。高級感とコストとせめぎ合い。。
ただ、それ以外はボディのコンパクトさ(と言ってもデカイけど)やスペック面など、このシリーズ最高の出来でしょうね。。いや、最高というより最終仕様というべきか。。1/1.8型CCDで有効400万画素の撮像素子は安心のスペック。。レンズは38mm~155mmで開放値はF2.6~F5.1。ISO100~800。専用電池EN- EL1でメディアはコンパクトフラッシュ。こいつはリサイクルショップのガラスケースに長いこと置かれていました。充電器が付属していたのですが、その充電器と本体がラップで包まれて、正直何が置いてあるのかわからない状態だったのが原因と推察されます。私も全く興味がなく、古臭い感じだし、1.5kと高いし、確認すらしませんでした。950を使ってからNikonのスイベル機を意識し始めて、初めて気がついた次第なのです。本機はその950からみれば、ソフト的に大きく進化していると思います。950を紹介した時に、ソフトで画像処理が行われていないとすれば、かなり良いレンズだなどと、書きましたが、本機はどうだろうか。私にはわかりませんが、いろんな機能が付加されているので、出来なくはない時代ではあるなと・・・その程度の認識で・・・まぁ、どっちでも良いのですが・・・ソフトで補正できるのもデジタルならではですからね。。使えるものはなんでも使ったほうが良い場合も多いです。
ROYCEのロイズポップチョコのお馬。某物産展で発見です。ぜひ芦毛も出して欲しいっすな。。って、たまたま傍にあったのがE4500だったので、パチリ。950と言い4500と言い、マクロはいいですね。
独特のムードがあった950の描写と比べると、すっきりした印象ですね。それでも、深みを感じる色合いです。
ボケは好きな描写です。クラシックな感じ。。
意外と歪曲。。
毎度書いてますが、スイベル機は使いやすい!大きくても持ち出すのに苦にならない。しかも、本機はいい画質。ただ、シリーズ最高の出来と書きましたが、それはやはりスペックに関してなのです。950は起動時テレ端に立ち上がりましたが、本機は広角端で立ち上がるという違いはありますが、起動時間はあまり変わらず、まったり感は残ってます。ズームのスピードも同じ感じ。つまり動作に関しては変わらないんじゃないの?と思います。バッテリーのロックがなく蓋が閉めにくいなど、ツマラナイ突っ込みどころもあります。950が有ったからこそ期待した本機でしたが、食い足りなさが残りました。本機から十数年、DLシリーズは真のハイエンドになっているのか、楽しみデスね。
そういえば、モノクロを撮るのを忘れてました(モノクロモードあったっけ?)。次は路上スナップにでも連れて行きましょうか。
つづく。。。