お気に入り4台目。ポイントは金属外装と機械感。
縦型PowerShot。デザイン的にはPowerShotらしくありません。どちらかと言うとスタイリッシュなIXY DIGITALの金属感を取り入れたPowerShotと言った風情です。Pro90ISなどの突飛な(じゃなくて)・・・孤高な(とも違うか)・・・(どちらかと言うと)独特なデザインを見せられた感じがします。Canonは突然「らしくない」デザインを発表し、一代で消し去るということをします(Canonだけじゃないけどね)。今回紹介するTX1もそんな後継機種のいない孤独な機種なのです。
2007年4月の発売とそれほど古い時代の機種ではありません。それでも、全く記憶にありませんで、蒐集期間中に偶然知ることとなり、この姿に一目惚れです。撮像素子は1/2.5型CCDで710万画素が有効です。レンズは換算39mm~390mmでF3.5~F5.6と光学10倍ズーム。ISOは80始まり。メディアはSDで電源はNB-4L。中身は歴代のPowerShot同様に高倍率ズーム機ですね。
レンズ側。
背面側。操作ボタンの殆どが細々と詰め込まれています。使い勝手は悪くないです。
起動したお姿。片羽の様に液晶が開くビデオカメラ型です。レンズカバーはシャキーンと実にいい音を立てて開き、レンズを送り出してきます。ここポイントね。
このギッチリを詰まったレイアウトがコクピットのようでカッコいいです。
なにより、この小ささ。IXY DIGITALと変わらない大きさです。そこに390mmの望遠を積み込んだ見事なデザイン。これは萌えるでしょ。
撮像素子の大きさなりの写りと言うところが残念ではありますが、PRO90ISを使っていた私にとっては懐かしくて、ちょっとだけダメな画という印象です。ハマればイケるんですけどね。
小さいレンズと小さい撮像素子をDIGIC IIIでまとめ上げて、まぁ納得できます的な感じに持っていく手腕はさすがです。無難。
競馬にはあまり適しておりません。望遠という点では有利なのですが、動体にアドバンテージがあるわけではないです。
アルカセット × ミラクルウーマン(アジュディケーティング)の牝馬。栗毛。米田英世厩舎 (大井)。生産・新ひだか町 カタオカステーブル。
アメリカンボス × フレイミングスカイ(アフリート)の牝馬。鹿毛。杉山康史厩舎 (大井)。生産・新冠町 スターファーム。
コレくらい縮小していると悪くないですねぇ。色乗りが良くてシャープです。でもね・・。
シャッタースピードが上がらんです。ISOブースターなる感度を上げる機能もついているのですが、なにしろISO80にして地味にノイジーなので、使うのは200まででしょうか。ちなみにISO200のf5.6で1/250。
ソングオブウインド × ディアースパークル(マイネルラヴ)の牝馬。青毛。平山真希厩舎 (浦和)。生産・新ひだか町 和田牧場。
ホワイトマズル × グッドセイラー(Premiership)の牝馬。芦毛。立花伸厩舎(大井)。生産・新冠町 リコーファーム。
液晶のリフレッシュレートの兼ね合いもあるんですが、結構必死に写していますw。手振れ補正は助かりますね。
本機は弄ぶにはもってこいの機種です。所有欲を満たされると言う感じです。大きさは違いますが、ジッポのライターを掌で転がしている感覚(想像)です。モノとして楽しめる機種なんですね。故にお気に入りになってます。ついでに写真も撮れる。それも超望遠です。
本機をもって本ブログのCanon機は最後となりました。なんやかんやでCanonは13台紹介しましたよ。意外と多かった。Canonはわが家の一眼レフのメインブランドですが、コンデジはあまり使ったことがなかったので、実に楽しかったです。
つづく。