古デジカメ紹介もあと2回。ラス前の1台は、MINOLTAのネオ一眼、DiMAGE A1。

2014

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MINOLTA ELECTRO SHOT。私が生涯で最初に触ったカメラの名前だ。両親のカメラだった。つい最近まで手元に置いていたが、もうフィルムは使わないと判断し手放した。もっとも私が小学生だった頃には壊れていて使用不可であった。捨てられずに実家においてあったので持ち帰り飾っていた。私の子供時代の運動会の写真などはこのカメラで撮影されたが、よくレンジファインダー機で写したものだと感心する。とにかくファインダーが暗くて二重像もボンヤリしており、ピンをつかむのは至難の技だからだ。しかも焦点距離は40mmなので運動会向きではない。もっとも一眼レフは高嶺の花だったろうし、両親はカメラに興味も無かったので仕方がないところだろう。ただ、子供心にMINOLTAという響きがCAMERAの代表の様に感じていたのだけは覚えている。それ以上の思い入れもないが、刷り込まれた効果は絶大でMINOLTAのデジカメを積極的に探した今回の古デジカメ蒐集だった。MINOLTA ELECTRO SHOTで始まった私のカメラ体験は大きな輪を描いてDiMAGE A1へと戻ってきた。ここでひとつの輪が結ばれた感じだ。なぜA1なのかというと72回DiMAGE 7の回で「カメラ原体験のエレクトロショットを作ったブランドですから、一つでいいからお気に入りのデジカメを手に入れたいと思っていました。その想いは後々叶うことになります。」と書いたようにMINOLTAと冠されたカメラで一番気に入ったのが本機だったのだ。

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前回、蒐集の始まりはレアを所有したことによってノーマルで遊んでみたかったからだと書いた。その気持を後押ししたのが古本趣味だった。これは1回目に書いたことなのだがその時は「古本趣味・中古ゲーム趣味→ブックオフ→ハードオフ」と表現したにとどめた。簡単に言うと、古本を探すならブックオフで中古ゲームならブックオフかハードオフ。でハードオフでジャンクデジカメに出会うという流れだ。

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2014 MINOLTAの手ぶれ補正 アンチシェイクのプレート

ジャンクデジカメに出会ってから蒐集期間の終わるまでほとんど古本やゲームことは忘れていた。使える予算は全てカメラに集中させた。ちょっとした改造にも手を出し修理の道具も増えた。カメラは最後まで大切に使いたいと考えていた。しかしそれと同時に収集を始めた頃から既に止めるキッカケを探していた。

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2014 美しい GTレンズ

何しろ蒐集開始直後は手当たり次第買い漁っていたのだが、心の何処かでこの行為は私には合っていないと感じていた。本当に欲しいもの必要なものを探して探してカメラ貯金もしてやっと手に入れると言うのが本当ではないだろうかと考える自分も居たのだ。止めるキッカケはちょこちょこ書いてきたが、やるだけやって飽きたという事だと思う。もう、何を拾っても大して変わらんだろうと思えたということだ。

 

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2014 そそる操作感

もちろん蒐集期間は楽しかったし、趣味は理不尽な支出がつきものなので勿体ないとは思っていない。ではそれなりに多くのデジカメを使って何処にたどり着いたのであろうか。

 

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2014 チルトします。。

集古デジカメでカメラの楽しさは面白い形でよく写るという事に気付いたわけだが、これは現代にない面白い形を楽しめて所有欲も満たされ持っているだけでなく実用的にも問題ないゆえに価値を感じるわけだ。で、唐突に結論だが、これはつまりクラシックレンズ+デジイチで良くないか?と。かつてレンズ沼のほとりをさまよった私は古デジカメ蒐集を経て再びレンズ沼へ帰ってきたとも言える。たどり着いた場所は元の場所でメーテル何とかやルンルン的な結末に至ったようである。

2016 TCK

フジオーソ 2016 TCK

フリオーソ ? テイクマイミラクル(Holy Bull)の牡馬。栗毛。中道啓二厩舎(大井)。生産・浦河町 山田昇史氏。2014年4月14日生。2015年 北海道オータムセールで108万円 で落札。タイセイヴィグラスの下。


では次は集古レンズが始まるのかというとそんなことはなく、すでに始まってそして終わっている。このブログでも時折改造レンズの話を差し込んだが、ジャンク漁り開始当初から古レンズ拾いも並行して行ってきた。ただ、ややこしくなるのでデジカメに絞って話を進めてきたのだ。蒐集後期、コンデジを手放す原動力の一つがお気に入りのレンズだった。レンズ一本で多くのコンデジがキャラかぶりに感じ、このレンズがあるからこのカメラは使わないよねといった具合に維新的にこれまでのコレクションを捌くことに成功した。何しろ母体はデジイチなのだから写りはコンデジの比ではない。デジイチの唯一の弱点は携帯性という事になるかもしれないが、もともとメインカメラはEOS 20Dだし苦にするところではないのだ。

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バイヨネット 2016 TCK

アジュディミツオー ? パーフェクトレディ(タニノギムレット)の牡馬。黒鹿毛。橋本和馬厩舎 (大井)。生産・新ひだか町 藤川ファーム。2014年4月30日生。近親にコパノバウンシ、ハカタドンタク。

 

お気に入りレンズのコレクション(と言っても数本のささやかなものですが)が完成したのはつい最近で、それは前回書いた自分にとってのレアカメラを手放した時に得た資金でなんとか達成出来た。古デジカメ蒐集はどこか浪漫的で懐古的な気分で進めてきたが、最後に手に入れたレンズは実用一点張りのものだった。それは以前所有していて手放したことを後悔した唯一のレンズで今回無事に買い戻すことが出来た CANON EF135mm F2L USMだ。

 

バイヨネット 2016 TCK

バイヨネット 2016 TCK

このレンズはナイター競馬で活躍する。設計自体は古いレンズであるが、その描写は抜きん出て素晴らしい。古デジカメ蒐集に似つかわしくないLレンズの購入はどこか象徴的で夢から覚めたようであった。

 

フジオーソ 2016 TCK

フジオーソ 2016 TCK

私のカメラ趣味はどうやら同じところをぐるぐるぐるぐる回っているらしい。

 

2016 TCK

フジオーソ 2016 TCK

 

大きな輪はMINOLTAからMINOLTAへ。小さな輪はデジイチからデジイチへ。

 

2016 TCK

2016 TCK

それでも今回閉じた輪は何か自分を別のルートへ漂流させていくような気がしている。譬えば数字の「9」のように輪をはみ出して伸びていく感じだ。これが「8」にならないことを祈る。古デジカメ蒐集をビーチコーミングに似ていると書いたのは確か2回目だったか。その時自分はしっかりと大地に立って漂流物を集めている気になっていたが自分も漂流的であったのだ。これが趣味の世界だからさほど嫌な感じはしない。コレクターにはなれないはずである。

つづく。

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