読書。。

今年イチ出た。「首里の馬」 高山 羽根子。読了。「構造としての語り」(小森 陽一)の中に、「読者は、なかば活字を音声化しながら(「語り手」の役割をなかば演じながら)、その音声によって素描されている、あるいはその音声のあり方を共同作業的に作り出している〈聞き手〉を同時に演じていかなければならない。」などという、読書体験の状態が解説されている部分がある。「首里の馬」 にはある場面で全てを描写せず、一見それが何を指すのかわからない箇所がある。でも、それこそリアルな人の感覚を文章に置き換えるための手法で、そこに共感できる人にとっては、気持ちよすぎるくらいに語りの役割を演じることができると思う。人はすべてを見ていない。まるで見せたい部分にだけピンの来ているミニチュア風写真のような感じがした。文章が自分に合うとか合わないとかで楽しめたり読めなくなったりするのは、平等な評価では無いような気がしなくもないけれど、楽しむための読書ならば気分良く語りたい。そして、不思議なストーリーも楽しめました。という個人的な感想。しばらく追っかけるかも。
週末にはそれなりの量の本を仕入れたので、しばらくは読む本がないと嘆くこともなく過ごせそうです。。再読も並行しておりますし、おすし。

音楽。嵐の「Whenever You Call」が良いです。我が家ではふたりとも「サヴェージ・ガーデンかよ」という第一印象で一致。

カメラ。久しぶりにレンズを購入。GIZMON Utulens。「写ルンです」のレンズを再利用したパンケーキレンズ。個人的には史上最も薄いパンケーキとなりました。これまではオリンパスBCL-1580やLoreo LENS IN A CAPなど使ってきましたがね。。まだ試写程度ですが、散歩に良さそうです。。

では。。また。。

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